安土桃山時代から大阪にあった泉州水なすの原種です。

なにわの伝統野菜 貝塚澤なすは現在確認できる最古の文献では約400年前の1606年(慶長11年)にその名が記載されており、その当時すでに大阪貝塚市に存在していた泉州水なすの原種です。室町時代寺子屋などで使用されていた教科書、庭訓往来にもその名が登場するほど古くから存在していた茄子です。1628年(寛永5年)の庭訓往来では「澤茄子」と書いて「ミヅナスビ」とふり仮名が振られ、大正9年にも大阪府貝塚市の名家の手紙の中に「水なすび」と書かれ古くから庶民の間で親しまれていた茄子です。

なにわの伝統野菜 貝塚澤なすとは?

大阪特産「泉州水なす」の原種です。貝塚澤なすは赤紫色で、横に扁平な形で、縦しわがあります。果肉はやや黄色味がかっていて甘く、皮も非常に薄い特徴があります。昭和20年代に盛んに品種改良され現在の泉州水なすが主流となり、純粋な貝塚澤なすは姿を消してしまいましたが、昭和初期に泉州から新潟に渡っていた種を2016年に確認し、新潟県に現存していた種を大阪に里帰りさせ栽培が復活しました。

どこで買えるの?

次回販売開始は2024年5月頃より北野農園WEBサイトにて販売いたします。2023年になにわ伝統野菜に認証され、2025年の大阪万博に向けて持続可能な形で安定生産できるよう頑張っております。

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